【ソウル21日聯合】在韓米軍移転先の京畿道・平沢基地の完工時期が、当初目標としていた2012年11月から、数か月先に延びる可能性が高い。
 在韓米軍基地移転事業団が21日に明らかにしたところによると、韓米は昨年末、最大限早期の基地完工を目標に、用地造成工事を担う業者が設計と施工も一括して行う「ターンキー」方式を取ることで合意したが、国防部がこのほどこうした方針を変更し、設計と施工を分離する案を13日に米国側関係者らと話し合ったという。ターンキー方式は発注者が望まない限り設計変更を行うことはできず、工事期間を短縮できるという長所がある。

 韓国政府が設計と施工を分離した形での工事に変更するのは、当初の事業日程に支障が生じたためだが、工事方法を変更しても、工事期間が3~5か月ほど遅延する可能性がある。

 基地移転事業団側は、基地の完工に5~6年かかると仮定すると3~5か月の違いは大した意味はないと話しながらも、2012年11月という完工目標にできる限り合わせていく考えだ。工事方法の変更については、昨年末までは工事期間を最大限に短縮することを目標としていたが、3月に予定されていた入札公告を出せなかったほか、盛土の高さをめぐる問題など変数が生じたためと説明した。設計と施工を分離した場合、8000億ウォンに上る工事費のうち、かなりの金額を削減することができるという。

 工事方法の変更案について、米国側は抗議や反発の姿勢を見せず、韓国側の提案を検討してみようという姿勢だと伝えられた。国防部は、米国が変更に同意すれば、国防部特別建設技術審議会を開き、最終確定する計画だ。

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