【ソウル22日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日、ロシアのメドベージェフ大統領と就任後初の電話会談を行った。両首脳は午後6時30分から15分間ほど、北朝鮮核問題を含め両国間関係の発展について幅広く意見を交わし、今後の緊密な協力を約束した。青瓦台(大統領府)が伝えた。
 李大統領がメドベージェフ大統領の就任を祝い、新大統領の指導下でロシアが経済成長と国家発展を持続していくことを願うと述べると、メドベージェフ大統領は謝意を示すとともに、李大統領の早期のロシア訪問を期待すると答えた。

 李大統領は、両国間の国交正常化以前からロシアには格別の関心を持っていたと述べ、今後はロシア訪問を通じ、メドベージェフ大統領と東シベリア開発参入など両国間懸案について幅広く話し合っていきたいと希望を示した。これに対しメドベージェフ大統領は、両国間貿易の急速な増大に満足感を示し、今後も投資増大や鉄道分野協力のような実質的経済協力の強化に向け緊密に協力することを提案した。

 北朝鮮核問題に関しては、李大統領は6カ国協議の進展に向けたロシア政府の協力に謝意を示し、北朝鮮が核を放棄するとともに改革・開放を通じ国際社会に賛同するよう、ロシア側の継続した協力を求めた。メドベージェフ大統領は、北朝鮮の非核化に向けた韓国政府の努力を評価しながら、問題解決に向け今後も緊密に協力するとの意向を示した。

 李大統領は、都合の良い時期に訪韓するようメドベージェフ大統領に求め、メドベージェフ大統領もこれを受け入れた。また、両首脳は7月に日本の北海道で行われる洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で会合することを決めた。

 青瓦台関係者は、両首脳の就任後初めて行われたこの電話会談が、双方の親交を固めるとともに、両国間の実質協力関係の増進に向けた重要な契機となるものと期待すると述べた。

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