カスピ海沿岸の石油化学団地を視察する韓首相=17日、トルクメニスタン(聯合)
カスピ海沿岸の石油化学団地を視察する韓首相=17日、トルクメニスタン(聯合)
【アシガバート(トルクメニスタン)17日聯合】韓昇洙(ハン・スンス)首相は訪問先のトルクメニスタンで17日に記者懇談会を開き、「中央アジア歴訪で期待していた以上の成果を得た。やはり人間的な関係を深く結ぶことが資源外交をする上で大変重要だと感じた」と述べた。ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタンの各首脳との会談内容を紹介しながら、首脳らと人間関係を結んだことが大きな収穫だったという考えを示した。
 これらの国は、先進国が中央アジアで石油やガスを開発しながらも与えたものはないのに対し、韓国が経済開発の経験と技術を伝授したことに感謝する雰囲気だったと韓首相は説明した。韓国との取り引きは政治的な負担が無くて良いと話しているという。

ジア の最新ニュースまとめ

 韓首相は、昨年ソウルで開かれた韓国・中央アジア協力フォーラムより上位レベルのフォーラムを今年開催すると明らかにした。韓国の首相と企業家がそろって訪問することを望む開発途上国が多いとみている。韓首相が国連総会議長時代に築いた人間関係が資源外交に役立っているとも強調した。また、歴訪した先の大統領は李明博(イ・ミョンバク)大統領を好ましく考えており、期待も大変大きいと述べた。

 企業の役割については、「政府が企業の活動環境を整えたため、これからは企業が仕事をする時だ。官民合同の資源外交に進まなければならない」と注文した。

 韓首相は18日午前、最後の歴訪国、アゼルバイジャンに向かった。1992年の国交樹立以来、韓国首相のアゼルバイジャン訪問は初めて。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0