韓国政府が派遣した40人余りの救助隊は17日未明、最大被害地域のひとつである什ホウ市の化学肥料工場に到着し、準備作業を終えると早朝から救助活動に着手した。探知犬2匹と地中音響・音波探知機などの装備を使い、数千平方メートルに及ぶ工場と従業員宿所などを捜索している。初日は40~50代とみられる男性3人と女性2人の遺体を発見した。現場は工場と倉庫のほとんどがコンクリートの重みで潰れ、ガス排出用の煙突にはひびが入り余震があれば崩れ落ちかねず、今も強いアンモニアガスの匂いが充満するなど危険な状態だ。
ベテラン救助隊員は「地震が発生してから5日たっているうえ被害が非常に広範囲で、生存者を救出できる可能性がとても低くもどかしいが、わずかの可能性のためでも最善を尽くし捜索作業を続ける」と話している。救助隊は1週間、救助活動を続ける計画だ。
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0