【ソウル16日聯合】韓国銀行が16日に発表した4月の輸出入物価動向によると、先月の輸入物価は前年同月比31.3%急騰し、1998年5月(31.9%)以来、9年11か月ぶりの高い数値を記録した。輸入物価上昇率は昨年12月が15.6%、今年1月が21.2%、2月が22.2%、3月が28.0%と拡大を続けている。
 輸入物価の高騰には、原材料価格が前年同月比58.5%、中間財価格が20.4%増加したことが影響している。原材料価格は、輸入の割合が高い原油が前月から7.5%上がったほか、液化天然ガス、天然リン酸カルシウム、銅鉱石などの鉱産品を中心に大きく値上がりした。原油価格上昇のあおりを受け、中間財も軽油が11.0%、ガソリンが8.0%、液化ガスが10.8%など、石油化学製品や金属製品を中心に高い上昇率をみせた。

 また、ドルに対しウォン安が進んでいることも輸入物価上昇の原因となっている。4月のウォン・ドル相場は平均1ドル=986.66ウォンで、前年同月の1ドル=931.50ウォンよりウォン安が進み、ウォン建ての輸入物価を押し上げた。

 一方、輸出物価も原材料価格の上昇と為替相場の変動が影響し、前年同月比15.7%、前月比2.4%の上昇を記録した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0