「米国の牛肉は安全」米商務省長官が強調

【ソウル16日聯合】米商務省のグティエレス長官は16日、米国産牛肉は安全で米国民が食べる肉と同じものが韓国に輸出されるとし、米国産牛肉の品質と安全性は世界最高水準だと強調した。ソウルでの記者懇談会で述べたもの。牛肉輸入衛生条件の再交渉の可能性については、「国の主権は保障されており、安全な食品を食べる権利もあるが、再交渉が必要だとはみていない」と一蹴（いっしゅう）した。
　グティエレス長官はまた、韓米自由貿易協定（FTA）は感情的に扱われているが、科学と事実関係に基づき議論されるべきだと指摘したほか、牛肉輸入衛生条件の告示が延期されたことに対しては「残念に考えている。一度合意すればその内容を守るべきだと思う」と述べた。

　続けて、「ブッシュ大統領が韓米FTAを年内に批准する意志を表明したことを改めて確認に応じる」とし、米議会で取り扱い中のFTAがあと3つあるが、ブッシュ大統領は韓国の重要性や貿易規模などを考慮し、韓米FTAを任期内に投票に付する意向を示したと伝えた。