合意事実を発表する両社=14日、ソウル(聯合)
合意事実を発表する両社=14日、ソウル(聯合)
【ソウル14日聯合】LG電子とサムスン電子がモバイルテレビ技術規格を共同開発し、北米技術標準として提案することで合意した。LG電子最高技術責任者(CTO)の白禹鉉(ペク・ウヒョン)社長、サムスン電子デジタルメディア総括の朴鍾佑(パク・ジョンウ)社長が14日に発表した。
 両社は北米モバイルテレビ市場の早期活性化に向け、モバイルテレビ技術規格を共同で開発し、米国のデジタルテレビ標準化団体、ATSCに共同名義で提案することを決めた。

パク・ジョンウ の最新ニュースまとめ

 これまでグローバル・デジタルテレビ業界は、北米モバイルテレビ技術標準の採択をめぐり、サムスン電子が開発したA-VSB技術と、LG電子が開発したMPH技術を含め、トムソン(仏)とミクロナス(スイス)の企業連合が提案した技術などが競合してきた。共同規格の推進で両社が優位に立てるかが注目される。また、国内代表メーカーによるディスプレー分野協力の拡大につながるかにも関心が寄せられる。

 LG電子の白社長は、国内電子メーカーが世界的な製品競争力を備えたのに続き、技術分野協力を通じ、北米の新たなモバイルテレビ技術標準と市場をリードしていく契機ができたと述べた。サムスン電子の朴社長も、消費者と放送局どちらにも利益となるモバイルテレビ標準の進行が加速化されることになると評価した。

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