釜山地方食品医薬品安全庁関係者が14日に明らかにしたところによると、検査の結果、搬入されたトウモロコシには国内使用が認められていない品種「イベント32」の混入は認められなかった。未承認品種とは、安全性検証手続きが完了していないか、検証で問題が発生し食用に使用できない遺伝子組み換え品種を指し、食品医薬品安全庁は混入の懸念がある未承認品目に限り遺伝子検査を実施している。この関係者は、米国の農務省、環境保護局、食品医薬品局が「イベント32」の混入事故について先ごろ発表を行ったことから、これに対する検査だけを実施したと説明している。
これを受け、特に異常が見つからない限り、輸入された遺伝子組み換えトウモロコシはでんぷん糖製造に用いられる予定だ。しかし、初めて輸入される食品や穀物に対し一般的に実施される残留農薬検査などは行われておらず、遺伝子組み換えトウモロコシの輸入に強く反対している一部消費者・市民団体の批判が予想される。
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