【ソウル13日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領が27日から4日間、中国・北京と青島を訪問し、胡錦濤国家主席と韓中首脳会談を行う。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官が13日に発表した。
 首脳会談の主な議題は▼両国首脳間のシャトル外交活性化▼経済・通商分野での実質的協力拡大▼北朝鮮核問題の解決と対北朝鮮政策共助の強化▼北東アジア地域および国際舞台での協力強化案――などとなる。具体的には、首脳外交の活性化、各級対話チャンネルの強化、IT(情報技術)および環境・エネルギー協力、科学技術協力、貿易規模の拡大、青少年および教育分野交流の促進、国連・アジア太平洋経済協力会議(APEC)・アジア欧州会議(ASEM)などでの協力強化、気候変動など汎世界的イシュー関連の協力拡大などについて協議する予定だ。

 李報道官は、李大統領の就任後初となるこの中国訪問を通じ、両国間の全面的な協力パートナー関係が一段階格上げされ、未来志向的な韓中関係発展の基盤を構築し、朝鮮半島と北東アジアの平和と安定を堅固なものとなるだろうと述べた。会談では、韓国政府の対外政策に対する中国側の理解と支持を確認し、6カ国協議など北朝鮮の核問題解決に向けた両国間の緊密な協力関係を約束する契機になるものと期待するとした。

 胡錦濤国家主席との会談は27日に行われ、28日には基礎科学施設訪問、韓中経済人主催の食事会、現地在住韓国人のレセプションなどが予定されている。29日には北京大学で講演するほか、温家宝首相をはじめとする中国政府関係者らと相次ぎ会談し、両国間協力案について意見を交わす計画だ。

 また、韓国大統領としては初めて、青島を訪問する。山東省に進出している韓国中小企業代表らの招請によるレセプション、山東省指導者主催による歓迎夕食会、青島地域企業の視察などが予定されている。

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