年初から3月までの金総書記の公の活動は11回で、このうち軍視察は3回にすぎなかったが、先月は7回のうち6回が、今月に入ってからは7回のうち5回(9日現在)が軍視察だった。視察対象は新兵訓練部隊をはじめ陸軍や海軍、砲兵などさまざまで、部隊の規模も指揮部から末端の中隊まで幅広い。視察先では、戦力の強化と軍事訓練を特に強調している。
こうした動きは、北朝鮮メディアが近ごろ「韓米が朝鮮半島やその周辺で武力増強と北侵戦争の演習を行っている」と非難の声を強め、朝鮮半島危機論を台頭させていることと関連があるものと思われる。朝鮮中央通信は先ごろ、論評を通じ「軍事的緊張が激化すれば衝突は避けられず、第3の西海交戦、第2の朝鮮戦争が起こるだろう」と主張している。
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