【ソウル9日聯合】ソウル・広津区庁敷地内の自然学習場で感染が確認された高病原性の鳥インフルエンザは、京畿道・安城の農場で飼育していた鳥類を通じた2次感染だったことが分かった。ソウル市が9日に明らかにした。
 広津区は先月24日、京畿道・城南のモラン市場でキジ2羽を購入し、自然学習場でニワトリなどほかの家きん類とともに飼育していた。このキジはモラン市場で、安城の農場から搬入された鳥インフルエンザに感染したヒヨコ200羽、カモ60羽とともに5~10日間にわたり飼育されており、このとき感染したものと説明された。

 この安城の農場については、農林水産食品部が8日、飼育していた家きん類1万5000羽のうち502羽が4日に死んだため鳥インフルエンザの検査を行ったところ、陽性反応が出たと発表している。

 ソウル市はこの日、市内の鳥類飼育場および生息地で簡易検査を実施するなど、鳥インフルエンザの拡散防止に向けた防疫対策を推進することを決めた。陽性判定が出た場合はただちに精密検査を依頼し、防疫活動などの措置を取る計画だ。広津区自然学自習場と付近の地域については立ち入り規制と1日3回の防疫作業を行っている。

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