【ロンドン8日聯合】企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官は7日(現地時間)、ロンドンで行われた韓国経済説明会で「MBノミクス」と呼ばれる新政権の経済政策を紹介し、海外の投資者らに積極的な投資を呼びかけた。
 姜長官は、「前政権が分配中心の政策を行ったとすれば新政権は雇用を創出して福祉を解決する成長中心の政策を追求している」とした上で、新政権は規制改革、税金減免、国際的水準の金融、労使関係の法治化などを通じて企業が活動しやすい環境を作っていくと約束した。外国企業に対する韓国人の反感を懸念する海外投資者らにも、政府が企業にやさしい環境を作れば結局は反感も和らぐだろうと述べた。

 また、研究・開発(R&D)の拡大や人的資源の拡充などを通じた新成長動力の発掘、自由貿易協定(FTA)拡大など積極的な対外開放、経済自由区域の拡大を含めた世界化の促進などがMBノミクスの主要政策だと説明し、こうした政策課題を通じて韓国経済は持続的な成長の潜在力を持つ方向へと発展していくだろうと強調した。

 世界的な金融危機の中で、政府が年初に見通しを示した経済成長率6%を達成できるかとの質問に対しては、「6%成長を見通した時に比べ今の世界経済と米国経済の状況はさらに悪化した。6%成長は容易ではない課題」との認識を示した。また、MBノミクスの成功を阻害するリスク要因を問う質問には、国際的には経済環境の悪化であり、国内的には朝鮮半島大運河事業などに対する否定的世論だと答えた。

 国内で議論を呼んでいる大運河事業と関連しては、「新政権の任期中に実現することを望んでいる」とし、同事業が▼温室効果ガスの減少に向けた代替交通手段▼内陸地方の開発▼国内の消費と投資の増進▼長期的な雇用創出――に寄与するだろうと強調した。

 ロンドンの金融街シティーにあるマーチャント・テイラーズ・ホールで開かれたこの日の説明会には英国政府関係者、金融専門家、企業代表ら200人余りが出席し、韓国政府の経済政策に深い関心を示した。

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