【ソウル7日聯合】使い捨ての紙コップや紙袋に次いで設定されていた合成樹脂製の使い捨て容器の使用規制が全面的に解除される。環境部が7日に明らかにしたもので、近く関連法の改正案を立法予告する。合成樹脂製容器は弁当など食品のテイクアウト用に使われているが、合成樹脂を代替する材質の容器を確保することは現実的に不可能なため、合成樹脂製容器の使用禁止規定は行き過ぎた規制だとの指摘も多かった。環境部は、弁当用の合成樹脂性容器を規制対象から除外する代わりに、生産者にはリサイクルの義務を課し、拡大生産者責任制度(EPR)の対象に含めて管理していく計画だ。
 合成樹脂製容器は埋め立て時に分解されにくいことから使用が禁止されてきたが、取り締まりが困難なことや、代替する容器の確保も容易でないことから、実際には大部分の弁当店で利用されているのが現実だ。環境部は使い捨て容器を使っている業者を申告した人に褒賞金を払うという指針を自治体に出し、多くの自治体で褒賞金制度が施行されているが、褒賞金を狙って業者を探し出す賞金稼ぎのようなケースが増えるだけで、容器の使用量は特に減っていないという副作用も生まれている。

 環境部関係者は「弁当は保温性が必須だが、合成樹脂に代わるだけの保温性を持つ容器はこれまで開発されていなかった。廃棄物は埋め立てよりも資源化すると政策基調が変更されただけに、埋め立てを前提とした使い捨て容器の規制はこれ以上必要ないと判断した」と説明している。

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