合成樹脂製容器は埋め立て時に分解されにくいことから使用が禁止されてきたが、取り締まりが困難なことや、代替する容器の確保も容易でないことから、実際には大部分の弁当店で利用されているのが現実だ。環境部は使い捨て容器を使っている業者を申告した人に褒賞金を払うという指針を自治体に出し、多くの自治体で褒賞金制度が施行されているが、褒賞金を狙って業者を探し出す賞金稼ぎのようなケースが増えるだけで、容器の使用量は特に減っていないという副作用も生まれている。
環境部関係者は「弁当は保温性が必須だが、合成樹脂に代わるだけの保温性を持つ容器はこれまで開発されていなかった。廃棄物は埋め立てよりも資源化すると政策基調が変更されただけに、埋め立てを前提とした使い捨て容器の規制はこれ以上必要ないと判断した」と説明している。
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0