【ソウル6日聯合】6月に予定されている2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア3次予選の南北対決について、北朝鮮はソウルでの試合を第三国で行おうとしているようだ。
 アジアサッカー連盟(AFC)は6日にホームページを通じ、北朝鮮サッカー協会のソン・グァンホ副委員長が前日にマレーシアのAFC事務局を訪れ、ハマム会長と来月22日にソウルで行われるアジア3次予選6回戦、韓国対北朝鮮戦などについて協議したと伝えた。訪問は儀礼的な意味合いが強いものとみられるが、南北対決のソウルでの試合に敏感な北朝鮮が、直接この問題をめぐりAFC役員と接触したという点が注目される。大韓サッカー協会は、まだAFCから北朝鮮の提案内容について連絡を受けていない状態だ。

 ソン副委員長は以前、平壌で開催予定だったアジア3次予選2回戦に関する南北協議に北朝鮮代表団として出席している。北朝鮮は当時、国際サッカー連盟(FIFA)規定に反し、スタジアムでの太極旗(韓国の国旗)掲揚と愛国歌(韓国の国歌)演奏を拒み、国旗は朝鮮半島を描いた「統一旗」、国歌は「アリラン」で代替することを主張した。最終的に競技は平壌でなく中国の上海で3月26日に開催され、南北は0対0で引き分けている。北朝鮮は、ホーム試合を上海で開催しただけに、ソウル戦も第三国で開催すべきとの論理を持ち出しているようだ。ただサッカー協会の趙重衍(チョ・ジュンヨン)副会長は、ホーム試合をソウルで行うという原則に変更はないとしている。


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