2006年10月、国際学会で演説する朴さん=(聯合)
2006年10月、国際学会で演説する朴さん=(聯合)
【ソウル5日聯合】大河小説「土地」で知られる小説家の朴景利(パク・キョンリ)さんが、5日午後3時ごろに息を引き取った。享年82歳。昨年7月に肺がんと宣告された朴さんは、高齢を理由に抗がん治療を拒んできたが、先月4日に脳卒中で倒れ、ソウル峨山病院に入院していた。
 朴さんは1955年から執筆活動を始め、「金薬局の娘」「波市」「市場と戦場」などを発表した。「土地」は文芸誌「現代文学」で1969年から連載を開始、掲載先を変えながら1994年まで25年をかけて全5部を完成させた。その後2003年には「現代文学」で長編の連載を始めたが、3回掲載しただけで未完に終わっている。最近では、新作の詩3編を8年ぶりに発表した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0