会見するレイモンド次官=4日、ワシントン(聯合)
会見するレイモンド次官=4日、ワシントン(聯合)
【ワシントン4日聯合】米農務省が4日、ワシントン駐在の韓国人記者らを対象に緊急会見を開き米国産牛肉の安全性を強調した。
 農務省のレイモンド次官(食品安全担当)は会見で、「狂牛病と呼ばれる牛海綿状脳症(BSE)から食品供給を保護する米政府の統制システムは効果的で、世界的に認められるレベルの安全を提供している」と力説した。続けて、「米政府は現行の協定が韓国消費者の健康と食品安全に対する懸念にきちんと対処しているものと信じている」とし、協定は食品安全への懸念が広がった際に米国の施設を検査できるという韓国の主権に関する権利を付与していると説明した。ただ、牛肉輸入について韓米間で再交渉が可能かとの質問には、「わたしは交渉担当ではない」とコメントを控えた。

 一方、米国産牛肉は15日から検疫が再開され、近く国内に流通する見通しだ。カルビ(あばら肉)などの骨付き肉は、船積みや運送期間を考慮すると来月中旬ごろから本格的に出回るものとみられる。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0