【大邱2日聯合】先月30日に明らかになった大邱での小学生集団性暴力事件に関連し、大邱西部警察署は2日、加害者の少年11人に対する調べを終え、このうち満14歳以上の少年3人を性暴力犯罪の処罰および被害者保護などに関する法律違反の疑いで緊急逮捕した。
 この事件は、大邱市内の中学生5人が先月21日、親しい小学校男子児童6人とともに女子児童8人に性的な暴行を加えた事件が発端。被害児童1人の親が市内児童暴力専門センターで相談を受け管轄警察署に届け出たことで発覚し、その後、加害児童が通う小学校で、男子上級生が男女下級生を常習的に暴行し、性的な行為を強要していた事実も明らかになった。このため全国教職員労働組合と市民団体による対策委員会が30日に記者会見を開いて事件の経緯を発表し、教育当局に徹底した調査を求めている。

 警察によると、加害者の少年全員が性暴力の事実を認めている。満14歳以上の少年3人は拘束礼状の申請を検討しており、申請された場合は少年らは検察に送致され、法的処分を受けることになる。満12~14歳の3人は家庭裁判所少年部で病院治療、社会奉仕命令、少年院収監などの判事決定を受ける。満12歳以下の5人については、取調べの後、ただちに親に引き渡されている。また、加害少年全員に児童性暴力専門センターでの相談と心理治療を受けさせる。

 被害にあった児童8人のうち、5人はいまだ被害事実を認めていないが、警察は両親の説得など協力を得て、追加陳述を確保する考えだ。

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