【ワシントン28日聯合】米通商代表部(USTR)のシュワブ代表は28日、韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉不可論を改めて明らかにし、自動車部門の再交渉を行うべきとする米民主党の要求を拒否する立場を明確にした。
 ワシントンの米商工会議所で開催された韓米FTAに関する財界連合総会で述べたもので、「率直に言って、われわれが耳にしたいかなる主張もこの協定の再交渉を正当化することはできない。韓米FTAは自動車部門においてまさに強力な交渉」との考えを示した。

 シュワブ代表は、韓国製自動車に対する2.5%の関税撤廃は米国の自動車貿易に大きな影響を与えることはできないだろうと評した後、韓国は米国製自動車に対する8%の関税とその進出を長い間妨げてきた障壁をなくすべきだと述べた。また、ブッシュ政権は年内の韓米FTA批准同意案の処理に向け最善を尽くしていると伝えた。

 しかし、民主党のペロシ下院議長が、韓米FTA批准同意案(履行法案)を議会に提出する前に自動車部門に対する懸念をブッシュ政権がまず解消すべきだと警告を繰り返してきたほか、民主党の有力大統領候補、クリントン上院議員とオバマ上院議員も韓米FTAに反対の立場を表明している。このため、履行法案の処理過程で主導権を握る米議会が拒み続ける場合、韓米FTAの早期妥結に支障をきたしかねないとの懸念も残る。


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