【ソウル29日聯合】国民の10人に8人が、金持ちとは自らの努力の結果というよりは親から譲られた財産のおかげだと認識していることが分かった。調査期間リサーチ・アンド・リサーチが、済州を除く全国19歳以上の男女800人を無作為抽出し電話で調査した結果を29日までにまとめた。
 それによると、「金持ちは自分の努力よりは、親の財産を受け継いでそうなった人たちだ」と考える人が77.2%に達した。また、「金持ちは一生懸命に働いた結果、金を貯めた人」という認識に同意しないという回答者は50.4%、「金持ちは、努力よりは運のおかげ」という答えが58.7%と集計された。

 しかし、1998年に同じ方法で実施した調査に比べると、「自分の努力よりは親の財産を受け継いで金持ちになった」という回答が7.5ポイント下がった一方で、「一所懸命働いて金を貯めた人」という回答は19.5ポイント上昇している。裕福さの経緯に対する否定的な認識が相当少なくなったと、調査側は説明した。

 このほか、「不動産で金をもうけることは不道徳なこと」に同意する意見は44.1%で、9年前の調査と比較すると7.5ポイント下がり、不動産という財テクに対する否定的な認識が減った。「金持ちが高い外車を買うことは非難されて当然」という考える人の割合も前回調査から28.5ポイントと大きく下がり34.9%と、外車の普及で、所有者に対する反発が大幅に緩和された。


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