それによると、「金持ちは自分の努力よりは、親の財産を受け継いでそうなった人たちだ」と考える人が77.2%に達した。また、「金持ちは一生懸命に働いた結果、金を貯めた人」という認識に同意しないという回答者は50.4%、「金持ちは、努力よりは運のおかげ」という答えが58.7%と集計された。
しかし、1998年に同じ方法で実施した調査に比べると、「自分の努力よりは親の財産を受け継いで金持ちになった」という回答が7.5ポイント下がった一方で、「一所懸命働いて金を貯めた人」という回答は19.5ポイント上昇している。裕福さの経緯に対する否定的な認識が相当少なくなったと、調査側は説明した。
このほか、「不動産で金をもうけることは不道徳なこと」に同意する意見は44.1%で、9年前の調査と比較すると7.5ポイント下がり、不動産という財テクに対する否定的な認識が減った。「金持ちが高い外車を買うことは非難されて当然」という考える人の割合も前回調査から28.5ポイントと大きく下がり34.9%と、外車の普及で、所有者に対する反発が大幅に緩和された。
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