会見する金正吉委員長=28日、ソウル(聯合)
会見する金正吉委員長=28日、ソウル(聯合)
【ソウル28日聯合】事務総長の人選問題で政府と正面衝突していた、金正吉(キム・ジョンギル)大韓体育会長兼大韓オリンピック委員会(KOC)委員長が、これらの職を正式に辞職した。
 金会長は28日にオリンピック会館で記者会見し、大韓体育会の名誉とプライドを守るべき組織のトップとして取らざるを得なかった決断だと述べた。続けて、「体育会長の座にいながらオリンピックを支援すべき政府との関係がうまくいかなければ、むしろオリンピックの準備と山積したスポーツ懸案の解決に妨げとなる。これですべてが正常化されれば」と辞職の背景を明かした。金会長は大韓体育会長とKOC委員長だけでなく、2014年の仁川アジア大会組織委員長と大韓テコンドー協会長職も辞任する。

 北京オリンピック開幕を約100日後に控え、体育会長と事務総長、KOC総務がいずれも辞職する事態となり、オリンピックの準備に相当な狂いが生じる見通しだ。

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