【ソウル28日聯合】韓国銀行は28日、第1四半期のインターネットバンキング利用現況を発表した。それによると、利用件数は1日平均2118万件で、前四半期に比べ3.6%増加した。利用額は1日平均22兆3179億ウォン(約2兆3400億円)で、前四半期より3.8%の増加となった。
 インターネットバンキングの利用件数増加率は、昨年第1四半期が13.5%、第2四半期が6.4%、第3四半期が9.5%、第4四半期が10.6%と、浮き沈みはあるものの、3%台の低い伸びにとどまったのは異例と言える。利用金額増加率は、昨年第1四半期に21.6%を記録したが、第2四半期に4.7%、第3四半期に7.0%、第4四半期に15.3%と推移している。

 韓国銀行関係者は、インターネットバンキングの登録顧客数が毎期5%台の増加率を維持していることを考えると、成熟期に入ったと断定するのは難しいとした上で、第1四半期の利用増加率鈍化が景気状況と直接的な関連があるかについては時系列統計をもう少し見てみる必要があると話している。

 一方、インターネットバンキングの普及を受け、金融機関の入出金取引のうち窓口を通じた対面取引の割合は初めて20%以下に落ち込んだ。3月の入出金取引で、インターネットバンキングと自動化機器(CD、ATM)、テレバンキングなど対面取引以外の割合は80.2%となり、窓口取引の割合は19.8%にとどまった。非対面取引の割合は2006年3月が74.0%、2007年3月が79.4%と徐々に高まっている。

 非対面取引を部門別で見ると、CD・ATMの割合が44.3%で最も多かったが、昨年9月の45.2%に比べると下落している。インターネットバンキングは24.4%、テレバンキングは11.5%だった。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0