夕食会であいさつに立つ李大統領=22日、ソウル(聯合)
夕食会であいさつに立つ李大統領=22日、ソウル(聯合)
【ソウル23日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領が22日、ハンナラ党の第18代国会議員当選者らを青瓦台(大統領府)に招いて夕食会を開き、当選者を激励するとともに、米日歴訪中の逸話や心境を明かしながら、経済再生と先進一流国の構築に向け積極的に努力するよう求めた。
 李大統領は、「米国には出張で何度も訪れたが、今回いざ行ってみると韓米関係の多くの部分に不信感があることが分かった。ブッシュ大統領が正直に話すので、これほどに不信感があったのかと驚いた」と述べた。進歩政権の10年間で、韓米関係が予想以上にねじれていたことを感じたという意味の発言と受け取れる。

 また、米大統領の別荘であるキャンプ・デービッドには、心の準備をし覚悟を決めて向かったが、到着した時から予想外に心を開いて話し合えるムードだったと述べ、その点は国家的にも大きな幸運だったと評価した。外交通商部の資料ではブッシュ大統領がカートを運転することになっていたが、自分が運転席に座り1時間40分にわたってカートを走らせたと紹介し、初日に大半の話ができて多くの不信感が払しょくされたと話した。「ブッシュ大統領に会ったとき、国益のために何をすべきかを考え国益のために最善を尽くした」とも強調した。

 日本訪問と関連しては、日本でも経済的な支援を受けようと努力したと述べ、「韓国と日本は表面的には似ているものの、経済規模や技術の面では大きな差異がある。韓日自由貿易協定(FTA)を1対1の条件で結ぼうとすればバランスが取れないため、日本に多くの譲歩をするよう求めた」と明かした。日本は世界の平和と繁栄に寄与する責任があり、また被害国の繁栄と平和に向けてもさらに大きな譲歩が必要だとの点を明示したという。「わたしの話を聞いたある日本の企業家は涙を流しながら、『日本の政治家からこんな話を聞いたことがない。ミョン様ブームを起こしたい』とまで言った」と伝えた。

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