金塾本部長=17日、ソウル(聯合)
金塾本部長=17日、ソウル(聯合)
【ソウル17日聯合】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を兼任する外交通商部の金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長は17日、北朝鮮核問題は中盤をどのように終えるかという段階に来ているとし、「現在、重大局面に差し掛かっている」との見解を示した。これは就任後初の会見で、4か月間滞っている核開発計画申告問題の妥結と核廃棄交渉開始の岐路に立たされているとしながらこのように述べた。
 金本部長は、6カ国協議の参加国間で外交チャンネルを通じた論議が続けられており、こうした論議が円満にまとまり申告書が提出され次第、6カ国協議の早期開催を進めるということで、全参加国が同感していると説明した。

 金本部長は「(韓国政府の)創造的実用主義が交渉過程でどのような効用を発揮するかについても能動的に考え、韓米共助を土台に中国と日本、ロシアとも緊密に協力し、創造的で積極的な役割を果たすよう努力する」と述べた。特に北朝鮮に対するテロ支援国指定の解除に向けた米国の措置に関しては、北朝鮮の核開発計画申告と米国側の対応措置のどちらが先になるかは分からないにしても、ほぼ時間を置かずに履行されるだろうと見通しを示した。

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