【ソウル14日聯合】農林水産食品部の鄭雲天(チョン・ウンチョン)長官は14日、米国産牛肉の韓国輸入問題が韓米首脳会談の議題に上る可能性を示唆した。鄭長官は畜産・農民団体の代表らから、現在行われている輸入条件見直しに向けた韓米高官級交渉は李明博(イ・ミョンバク)大統領の訪米の手土産ではないかと指摘され、「そのように見る必要はない。国家間の懸案があれば、国家の領袖が討論することもあり、事前に実務的に協議することができる」と答えた。
 韓牛協議会や酪農肉牛協議会、全国農民会総連盟、大韓養豚協議会などの代表はこの日、事前約束なく農林水産食品部を訪れた。鳥インフルエンザの防疫だけでも大変な時期に、総選挙が終わるなり牛肉交渉をする必要があるのかとしながら、交渉の中断を要求した。

 一方、韓米の高官級交渉は2日目も合意点を見出せなかった。農林水産食品部の閔東石(ミン・ドンソク)農業通商政策官はこの日の交渉が終わった後、「韓国側は30か月齢未満の牛に限り骨を含む牛肉を輸入するという意見を提示したが、米国側は国際獣疫事務局(OIE)の基準に従い月齢と部位に関し制限を設けるなという基本立場を繰り返した」と説明した。交渉で合意した事項はなく、平行線をたどっている。15日も午前から交渉が続けられる。

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