【ソウル10日聯合】ハンナラ党は、第18代国会議員総選挙で153議席を獲得し「与大野小」の国会構図を作ったが、李明博(イ・ミョンバク)政権が安定して国政を運営できるよう安定多数の確保が必要との判断から、無所属当選者を段階的に迎え入れる方針だ。与党寄りの無所属当選者が優先的な入党対象に挙げられているが、親朴槿恵(パク・クネ)派の無所属当選者についても一部迎え入れを検討しているもようだ。金武星(キム・ムソン)議員をはじめ、親朴無所属連帯の当選者らの一括復党はひとまず時期尚早との見方が強いが、一角では党内の状況や政局・世論の推移を見守りつつ、朴槿恵元ハンナラ党代表との和合政治など名分ができれば集団復党の可能性もあるとの意見も出ている。
一方、ハンナラ党の姜在渉(カン・ジェソプ)代表は、親朴派の復党については「さまざなな点を考慮して検討する必要がある」と、立場を明示していない。党外で当選した議員の中には親朴連帯も無所属もおり、また無所属の中でもいろいろな人がいるとの指摘だ。議席が分割されたことは国民の政治的決断によるものだと評価し、「それを与党が壊そうとすれば、場合によっては政界改編ということにもなる」と述べた。157議席さえあれば安定多数になるとしながらも、総合的に判断する姿勢を示している。
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