夜まで続く街頭演説を見守る有権者=7日、ソウル(聯合)
夜まで続く街頭演説を見守る有権者=7日、ソウル(聯合)
【ソウル8日聯合】第18代国会議員総選挙の投票が9日午前6時から午後6時まで、全国1万3246か所の投票所で一斉に実施される。
 今回の総選挙は、「国政安定論」を掲げるハンナラ党が安定した議会運営ができる過半数の議席を確保できるか、「巨大与党けん制論」を掲げる統合民主党が改憲阻止ラインの100議席を確保できるかが最大の関心事となる。また自由先進党が院内交渉団体の構成要件である20議席を確保できるか、民主労働党と進歩新党に分かれた進歩陣営が善戦するかどうか、無所属候補の過去最多当選の可能性なども今回の総選挙の観戦ポイントとなる。

 このほか、民主党の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表とハンナラ党の朴振(パク・チン)議員が対決するソウル鍾路選挙区、民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一部長官とハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)最高委員の対決となるソウル銅雀乙選挙区も有権者の視線を集める激戦区だ。創造韓国党の文国現(ムン・グクヒョン)代表と、与党の実力者であるハンナラ党の李在五(イ・ジェオ)議員が衝突するソウル恩平乙選挙区など、大物政治家らが出馬した地方区の選挙結果にも関心が集まる。

 一方、今回の総選挙は、大きな政治イシューの不足と政策不在により、投票率は過去最低となる50%台初めまたは40%台後半程度を記録するものと予想されている。特に20~30代の有権者数が減り、40~60代以上の有権者数が大きく増えていることから、選挙にどのような影響を与えるかも注目される。

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