柳長官が訪日終え帰国、南北懸案など大統領に報告へ

【東京6日聯合】外交通商部の柳明桓（ユ・ミョンファン）長官が6日午前、3日からの日本訪問日程を終えて帰国の途に就いた。当初は午後の帰国予定だったが、北朝鮮の核開発計画申告問題を話し合うシンガポールでの米朝会談日程の確定を受け南北懸案を含む国内外の状況が急速に動き始めていることから、帰国時間を早めたとされる。
　柳長官は外交安保政策調整会議の議長を務めている。米朝交渉や南北関係の懸案、自身の訪日成果などを総合的に整理分析して一両日中に李明博（イ・ミョンバク）大統領に報告し、政府としての対策作りなどに取り組むことになりそうだ。

　高村正彦外相の招きに訪日した柳長官は韓日外相会談で、両国関係の発展策や北朝鮮問題、国際舞台での協力など共同の関心事について意見を交わした。このうち北朝鮮核問題に関しては、平和的な解決に向け協力を続けることにした。6カ国協議の順調な進行を目指し緊密に協力し、日本人拉致問題が6カ国協議の成功に支障となってはならないとの点でも共感した。