【ソウル1日聯合】国会議員総選挙を8日後に控え、与党ハンナラ党では各メディアと独自調査を総合し選挙戦情勢を点検、過半数議席の獲得は無難とする暫定結論を下した。親朴槿恵(パク・クネ)派連帯、親朴槿恵無所属連帯との競合選挙区や、野党候補が競合する首都圏・忠清圏選挙区での勝利がカギと見て、終盤戦は安定過半数獲得に全力を傾ける方針だ。一方、統合民主党は、首都圏を中心に一時は好戦とみられていたのが終盤に入り急変したとし、「けん制野党」としての位置付けを訴えた。
 ハンナラ党の李方鎬(イ・バンホ)事務総長は1日、MBCのラジオ番組に出演し、複数の世論調査を総合した結果、過半数確保に無理はないとみていると述べた。浮動票が政党選択に傾く時期に入ったとし、「党支持率はわれわれが高く、浮動票がこちらに不利に作用することはないだろう」と自信感を示した。ハンナラ党は独自調査の結果、すでに120か所を超える選挙区で勝利を固めたと判断している。ここに25~30席に上る比例代表議席を加えれば、過半数の150議席に迫る。30~40か所に及ぶ競合選挙区で獲得が単純過半数であれ安定過半数であれ、過半数議席の獲得は堅いというわけだ。ある党幹部は、全般的に選挙構図は正常に動いていると指摘、議席数は160前後との見方を示した。

 MBCとKBSが全国116の選挙区で実施し前日に報じた調査結果によると、ハンナラ党は61か所、統合民主党が41か所の選挙区で優勢となっている。MBCは調査結果を基に、ハンナラ党158~170議席、統合民主党75~90議席という予測を示した。過半数議席獲得が危ういように見えるのも、メディア調査が超競合地区を中心に行われたためだという分析も出ている。

 統合民主党の選挙対策委員会は1日の会議で、孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表が「われわれは大げさではなく本当に苦しい」と述べ、李明博(イ・ミョンバク)政権が先進社会を作るには健康な野党が必要だとして支持を呼びかけた。

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