会談は李明博(イ・ミョンバク)政権発足後初めてだったことに加え、時間も30分と短く、具体的な個別懸案協議はなかったものの、同席した当局者は、韓米軍事同盟の方向を改めて確認する場だったと伝えた。双方は、韓米同盟がこれまで朝鮮半島と北東アジアの平和と繁栄に中核的な役割を果たしてきたと評価し、今後も新たな安保需要や内外の環境変化に見合うよう、同盟関係を発展させていくことで合意した。
また外交消息筋によると、これまで主に対北朝鮮抑止力にだけ焦点を当てていた韓米同盟も、大量殺傷武器の拡散防止や対テロ戦など複雑化した安保環境に合わせて変化していくべきとの意見で一致したという。これにより、米国が主導する拡散に対する安全保障構想(PSI)とミサイル防衛(MD)に、韓国がより積極的に参加するのではとの見方も出ている。
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