【ソウル27日聯合】国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)は27日、「2008アジア太平洋経済社会調査」と題する報告書を通じ、米国経済が低迷局面に差し掛かかれば最悪の場合、輸出依存度が高い韓国を含めた3カ国が最も大きな打撃を受けるだろうとの分析を示した。
 UNESCAPは、米国が景気が急激に冷え込んだ2001年に耐久消費財とその関連製品、機械装備類の輸入を大幅に減らしたため韓国の成長率が0.8%下落したとし、当時米国からの輸入需要は13%も減少したと説明した。このほか米国の景気鈍化は対米投資の損失とそれによる所得の減少、民間消費の萎縮、株式市場への悪影響などにつながりかねないとの見通しを示した。

 しかし最悪のシナリオを排除する場合、米国経済が多少減速したとしても中国が持続的に機会を提供すると予想されるため、韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率は前年並みの4.9%を記録するだろうと予測した。

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