【ソウル27日聯合】金融委員会の全光宇(チョン・グァンウ)委員長は27日、「証券持ち株会社を容易に設立できる方策を検討する」との考えを示し、証券・資産運用会社社長らに対し、大型化に向け外資系投資銀行との戦略的提携や合併を模索するよう注文した。
 ソウル・汝矣島で証券業界関係者らと会った席で述べたもの。全委員長は、新政権の国政課題を忠実に支えるためには付加価値が高い金融産業が新たな成長動力産業として発展しなければならないと主張した。グローバル金融グループの登場を導くためには証券持ち株会社の設立を容易にする必要があると説明したほか、資本市場統合法の施行に向けた準備も徹底的に進める方針も明らかにした。

 また、資本市場はリスクの大きいベンチャー企業など新成長革新型企業のための長期・安定的資金の効率的供給が、金融投資産業は投資銀行、買収・合併(M&A)、資産運用などの分野で良質の雇用や高付加価値の創出が可能だとした上で、国民所得4万ドル時代に向け資本市場と金融投資産業を核心戦略産業として育成することに力を集中させる必要があると強調した。

 また、規制を全面的に見直すことで営業と商品開発で創意性を最大限発揮できるようにするほか、新規参入の許容や兼営の拡大を通じて競争を促し、業務の多角化を誘導するとした。特に自律性と創意性が最大限発揮されるよう全ての規制体系をネガティブシステムに転換し、金融投資業のパラダイムが画期的に変化を遂げることができるよう資本市場統合法施行令、規定などを7月までに再整備する方針を示した。

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