【ワシントン26日聯合】米国を訪問している外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は26日、米商工会議所のドナヒュー会頭と会い、韓米自由貿易協定(FTA)批准に向けた米国財界の支援を要請した。これに対しドナヒュー会頭は、韓米FTAが両国の経済発展につながるとの認識を示した上で、積極的な支持の意向を表明した。ただ、米議会での批准のためには、韓国が米国産牛肉に対し市場を完全に開放する必要があるとの考えを示した。
 柳長官は当初、米議会関係者らと会い韓米FTA批准に向けた世論作りを進める考えだったが、復活祭の休暇時期と重なったことから実現しなかった。外交消息筋は、「米議会関係者らと会いFTA批准を直接説得できなかったのは残念だ。4月初めなら会えたが、韓米首脳会談の準備のため柳長官の訪米を遅らせるわけにはいかなかった」と話している。

 柳長官はまた、韓国に対する米国のビザ免除について米国財界の協力を求め、ドナヒュー会頭も韓米経済交流がより活性化するとして積極的に支援することを約束した。

 柳長官はこのほか、原油高と原材料価格上昇など、悪化の一途をたどる国際的な経済環境に対し、韓米が共同で対処すべきと強調し、エネルギー分野で両国の民間協力がより活性化することを願っていると述べた。

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