【清州24日聯合】忠北大学ナノ技術研究所は24日、世界初となる「超低消費電力テラビット級非メモリー半導体論理回路技術」の開発に成功したと明らかにした。
 開発に成功したのは、1つの電子で論理信号を処理する変換可能な多重値単電子回路で、コンピューターや携帯電話などのモバイル機器に使われる中央演算処理装置(CPU)の消費電力を回路内で現在よりも数十分の1に減らすことができる画期的な技術。これにより移動通信機器の小型化がさらに可能になるのはもちろんナノバイオ、人工知能チップ、感知システムなど未来産業への波及効果も大きいと予想される。

 研究結果は米物理学会が発行する「アプライド・フィジックス・レターズ」3月号に掲載されたほか、3月20日付の英科学誌「ネイチャーナノテクノロジー」電子版に速報で紹介された。

 チェ・ジュンボム所長は、実用化に向けては熱的ノイズ、素子間の干渉、微細不純物に関する耐性克服など中長期的な研究が持続的に行われる必要があると話している。

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