【ソウル24日聯合】サムスン電子が、半導体の生産に欠かせないシリコンウエハーの安定需給を期待できそうだ。
 外信とサムスン電子などが24日に伝えたところによると、サムスン電子とウエハーメーカーの独シルトロニックがシンガポールに設立した直径300ミリメートルウエハーの合弁メーカーが、テスト生産を最近開始した。この会社は両社が折半投資し2006年に着工、早ければ来四半期から本格的な量産に入る。シルトロニックの親会社ワッカーケミカルズはこのほど発表した経営説明資料で、シンガポールの合弁会社の工事が完了し300ミリウエハーのテスト生産を始め、上半期中に大量生産が可能になるものと期待すると述べている。

 シンガポールのウエハーメーカーでは、生産規模を今年は月10万枚、来年は月20万枚、2010年には月30万枚程度へと漸次拡大する計画だ。

 サムスン電子は300ミリウエハーの使用量のうち8割以上を信越とSUMCOの日本製に依存している。ウエハーは半導体の量産に欠かせず、供給に支障が生じれば半導体生産は打撃を受けるため、供給網を多角化する必要性に迫られていた。特に300ミリウエハーは、ハイニックス半導体なども生産性向上を狙いシリコンウエハーの規格を200ミリから300ミリにシフトするなど、確保競争が激しくなっている。

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