現場検証を行う警察関係者=22日、水原(聯合)
現場検証を行う警察関係者=22日、水原(聯合)
【安養23日聯合】京畿道安養市で起きた小学生2女児殺害死体遺棄事件で被疑者として警察に身柄を拘束されている男が犯行動機と関連し「幻覚状態で2人にいたずらした。(2人がいたずらの事実を)家族に知らせるのではないかと思い殺害した」と供述していることがわかった。男はこれまで供述を二転三転していたが、警察では今回の供述が具体的である点から、信頼性は高いと判断している。警察はまた、2004年に京畿軍浦市で40代女性が行方不明となっている事件についても、男が自分の犯行だと明らかにしたことから、裏づけを急いでいる。
 京畿地方警察庁に置かれた捜査本部が22日に明らかにしたところによると、男は事件当日の昨年12月25日、クリスマスでさびしかったことから焼酎2本を飲み、シンナーを吸引するなどもうろうとした状態で、午後6時ごろにたばこを買いに出たところ、小学4年生のイ・ヘジンちゃんと小学2年生のウ・イェスルちゃんと出会った。2人の肩をつかんだところ反抗したため、静かにしろと脅して家に連れ帰った。男は幻覚状態のまま2人の服を脱がせ1時間ほどからだを触るなどしたが、2人が家族に被害の事実を知らせるのではないかと恐れ、午後7時ごろ2人の口と鼻をふさぎ殺害し、その後トイレで死体を解体したと犯行の経緯を説明した。

 一方、2004年7月に軍浦市で40代の女性が行方不明になっている事件について、男がこの女性をモーテルで殺害し、死体を海に捨てたと供述していることも明らかになった。ただ殺害現場となったモーテルと、死体遺棄現場は特定できておらず、またモーテルから死体を運び出すのも困難なことから、警察は供述の信ぴょう性は低いとしてさらに男を追及している。警察の調べでは、この女性は行方不明になってから4回にわたり男と電話していた事実が判明しており、この男が有力な容疑者とされている。ただ当時の捜査では、男の自宅から証拠品などは発見できず、また電話通話についても、男が代理運転の運転手として通話しただけだと主張するなど犯行を強く否認したことから、警察は証拠不十分として釈放していた。


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