【ソウル23日聯合】中国・北京の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で保護されていた脱北者17人のうち7人が、北朝鮮人権法に基づき20日に米国入りした。米政府系放送のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が22日に明らかにした。米国で脱北難民保護運動を展開している牧師はVOAの取材に対し「7人が20日にシカゴに到着し、このうち女性3人は21日にシアトルに着いた」と述べた。
 VOAによると、脱北者のうち母親と娘2人の3人は2006年10月にUNCHR北京事務所に駆け込んでから1年5か月目にして米国入りした。残る4人の身元については明らかにされていない。

 これにより2004年に制定された北朝鮮人権法に基づいて米国入りした脱北者の数は合わせて43人に上るものとみられる。米国務省関係者は、「敏感な事案であり、7人が米国に入国したかどうかは明らかにできない」としている。


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