【北京23日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領が早ければ5月にも中国を訪問し、中国の胡錦涛国家主席も韓国を訪問するなど、相次いで韓中首脳会談が開催される見通しだ。中国を訪問している外交通所部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官が22日、北京市内の飲食店で韓国人記者団らとの懇談会の席で明らかにした。
 20日から3日間の日程で中国を訪れている柳長官は、「中国が胡主席の韓国訪問に原則的に同意した。具体的な日時は中国が構想しており、近く確定するだろう」と述べた。また、10月に中国で開催されるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議、11月にペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談、12月にタイで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス韓中日首脳会談などの場で、韓中首脳会談が行われるとの見方を示した。また韓日中3カ国首脳会談の年内開催も推進されており、今年は首脳外交のシーズンになると述べた。

 一方、韓中ハイクラス戦略会議と関連しては、毎年春と秋に定例的に次官級対話が必要だとし、中国の楊潔チ外相の訪韓を要請したと明らかにした。脱北者問題では、中国が五輪を控えテロ防止に向け外交公館の警備を強化するとの見方を示し、脱北者が大使館に駆け込むのは事実上不可能になると述べた。

 このほか、中国での領事業務需要が急増していることから、韓国が中国の武漢に総領事館を設置する代わりに中国が済州に総領事館を設置するよう提案したことを明らかにした。

 駐中国大使の人選では、周辺4カ国の駐在大使は政治的重要性が大きく、国民的な関心も高いことから、帰国後するに決定するとの意向を示した。

 今回の訪中の感想について柳長官は、「1992年の国交正常化当時に外交通商部報道官として署名式に参加した。中国がこのように発展するとは想像もしていなかった」と振り返った。


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