外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は同日、北京の釣魚台迎賓館で楊潔チ外相と会談した後、「実質的に両国の交流を増大する方策を積極推進することで共感した」と述べ、柳長官がこれらの内容を提案し、楊外相が肯定的に検討すると答えたことを明らかにした。
次いで資源エネルギー分野の協力について、「韓国と中国が共同で第三国に進出しエネルギーを確保すれば、両国いずれにも役立つということで共感した」と述べた。外相会談の結果をさらに具体化し、首脳会談レベルで内容のある結果を引き出す計画だという。
また、中国に進出した韓国企業の無断撤収が最近問題となっていることに対しては、駐中韓国大使館・総領事館と中国の管轄官庁の間で協議体を作る方策を推し進めることを決めた。情報通信(IT)分野の協力強化や、航空路線を自由化するオープンスカイ制度の迅速導入でも意見を同じくした。
北朝鮮核問題については、米国の政治日程を考慮する場合、6カ国協議の交渉推進力の維持が緊要という点で両外相の意見はまとまった。柳長官は特に、中国が協議の議長国としてより積極的な役割を果たすよう求めた。これに対し楊外相は、ジュネーブでの米朝会合後に双方で協議を続けながら溝を埋める作業が進められているとして、交渉局面を比較的楽観する見解を示した。
一方、排他的経済水域(EEZ)の境界画定交渉も早期に再開することで共感したと、柳長官は伝えている。
外相会談に先立ち、柳長官は北京市内に建設された五輪施設を視察し、五輪開催が成功し東西和合の契機になることを期待すると述べた。
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