懇談する金長官(右)と李総裁=21日、ソウル(聯合)
懇談する金長官(右)と李総裁=21日、ソウル(聯合)
【ソウル21日聯合】統一部の金夏中(キム・ハジュン)長官は21日、高齢者の南北離散家族問題の解決に尽力する考えを示した。
 大韓赤十字社の李世雄(イ・セウン)総裁は金長官との昼食の席で、離散家族が高齢化しており年間3000~4000人が死亡していると指摘し、離散家族の面会が活発に行われることが念願だと述べている。これに対し金長官は、「お年を召した方たちの離散家族問題が深刻なため、南北関係において特にこの問題に重点を置く」と述べた。

 金長官は離散家族問題について、国民にとって非常に急を要する関心事で南北関係の主要事業でもあり、統一部として最善を尽くし積極的に取り組んでいくとした。8月に予定された金剛山の離散家族面会所の開所式を機に、常時面会体制を目指す考えだ。また、「南北関係における基本は人道主義精神と同胞愛精神」としながら、大韓赤十字社と統一部が価値や志向性の一致に力を合わせれば多くのことができると述べた。

 一方、昨年12月の南北赤十字会談では今年から年間400組ずつ面会させることで合意したものの、先月のビデオレター交換を最後に赤十字対話が途絶えており、関連協議も進んでいない。

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