会議を主宰する李明博大統領=20日、ソウル(聯合)
会議を主宰する李明博大統領=20日、ソウル(聯合)
【ソウル20日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日、世界的な金融危機が迫っているようだとの認識を示すとともに、庶民の生活安定のため、庶民生活に直結する生活必需品50品目の安定対策を含めた具体的な対策が必要だとの考えを明らかにした。青瓦台(大統領府)で経済関係閣僚らが出席する中で開かれた経済状況と庶民生活の安定に向けた点検会議で述べたもの。海外の変動事項を鋭意注視しながら、韓国経済をひとつひとつチェックすべきだとしている。
 また、原材料価格が上がり、米国経済の減速でドルが下がっているが、韓国ではウォン安ドル高と逆の現象が起きているのが現実だと指摘し、企業経営にやや肯定的な側面もあるが、リスクとなる要素もあり、特に物価が大幅に上昇するのは避けられない状況のようだと診断した。その上で、関係閣僚らに対し、互いに協力しながら毎日対策を立てていくべきだと注文した。

 原油高については、生産に必要なエネルギー消費は仕方ないが、企業も浪費を減らし、国民の生活でも省エネルギーのムードを作っていくのがよいと述べた。

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