【ワシントン19日聯合】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア担当)は19日の記者会見で、北朝鮮の早期の核開発計画申告を重ねて求め、数日内に北朝鮮側の反応があることを期待すると述べた。
 ヒル次官補は、朝鮮半島非核化を目標とした核交渉を終結させるには「早期の進展が必要であり、大変迅速に動かなければならない」とし、北朝鮮は間もなく全面的な核計画申告を履行すべきだと強調した。申告の形式については重要ではないとした上で、ジュネーブでの米朝協議を終え帰国した北朝鮮側代表団に数日間の時間を与え、次の動きを見守ると述べた。

 ジュネーブ会談では、金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と申告の形式について話し合ったと説明し、「形式に問題はないと見ている」と話すなど、双方の間に意見の一致があったことを示唆した。ただ、「根本問題は北朝鮮がいまだ完全な申告を行う準備を整えていないということだ」と指摘した。

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