【ニューヨーク19日聯合】北朝鮮の朴吉淵(パク・キルヨン)国連大使が、北朝鮮の高濃縮ウラン(HEU)計画とシリアとの核協力疑惑を全面的に否認した。
 国連関係者によると、交代が予定されている朴大使は19日午後、離任あいさつのため国連本部に潘基文(パン・ギムン)事務総長を訪ねた席で、「北朝鮮はHEUを持ってもおらず、シリアに渡したこともない。将来もそのようなことはないだろう」と述べた。朴大使のこうした発言は、6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補が同日にワシントンで行った記者会見で、北朝鮮の速やかな核申告を重ねて促し、数日中に北朝鮮の反応があることを期待すると述べた中で出たもので注目される。

 国連関係者によると、朴大使は潘事務総長に、先週スイスのジュネーブで開かれた6カ国協議の北朝鮮首席代表を務める金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と米国のヒル次官補による会合の結果を説明し、「技術的な協議が続くだろう」と話した。朴大使はまた、南北関係の進展に向けた話し合いと協力を強調し、潘事務総長に朝鮮半島問題に常に気を使うよう要請した。

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