【ソウル19日聯合】北朝鮮を脱出した脱北者は、これまで主に中国を経由して韓国入りしていたが、数年前からは東南アジアの国を経るケースが増えている。 
 政府当局者は19日、東南アジアのある国から1月に「脱北者の数が増えているので、韓国がもっと多くの人数を連れて行ってほしい」と要請があり、これを受け入れたと明らかにした。この国からは1度につき50人ほどの韓国入りを受け入れていたが、今月中旬からは約70人に増えているという。

 一部メディアでは、この国が数百人ずつ受け入れるよう求めたと報じているが、これについては別の当局者が否定している。行政力など当該国の事情上、脱北者を数百人ずつ韓国に送ることは不可能な状況だとの説明だ。

 政府は、国内の脱北者定着支援施設・ハナ院の収容規模と北朝鮮側の反発を考慮し、可能な限り公にならないよう小規模での脱北者受け入れを行っている。ハナ院の収容規模は400人だが、政府は脱北者の増加を受け、年内に収容人数を600人まで拡大する工事を進めている。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0