【ソウル18日聯合】韓国と北朝鮮は昨年12月の第9回赤十字会談で、南北離散家族を年間400組ずつ面会させることで合意していたが、先月初めの映像レターの交換を最後に、北朝鮮側赤十字との対話が途絶え関連協議も行われていない。そのため、第1四半期の面会実施が不透明となっている。
 大韓赤十字社関係者が18日に伝えたところによると、北朝鮮との合意当時、年間400組の面会の意味を「定例的」な面会として話し合っていた。韓国側はこれを四半期ごとの面会と受け止め、3~4月ごろ100組の離散家族が会えるよう、2月初めごろから北朝鮮との対話を試みたが、40日余り過ぎても北朝鮮から文書を受信していない状況だ。この関係者は、北朝鮮は「定例的な面会」の意味を「正常的な状況での面会」と理解している点で相違があると説明している。4月になっても四半期ごとの面会が実施されない場合に備え、韓国では早期の面会推進策や次の四半期に200組を会わせる案などを検討しているという。

 一方、1000人を収容できる離散家族のための金剛山面会所も、完工時期が統一部が予想していた3月から8月にずれこむ見通しだ。南北赤十字は第10回会談をこの面会所で開くことで合意していた。また、大韓赤十字と統一部はこの面会所に常駐する関係者を1月に派遣する計画だったが、北朝鮮との間で面会所運営に関する協議が行われず、職員派遣時期や規模などの大枠も決まっていない。大韓赤十字側は面会所運営について、5月から北朝鮮と具体的な協議に入りたい考えだ。

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