【慶州14日聯合】バーシュボウ駐韓米国大使は14日、来月の韓米首脳会談では両国協力分野の拡大案を話し合うことになるとの見通しを示した。慶州で開かれた国内メディアの編集・報道部局長セミナーで述べたもので、安保や軍事だけでなく政治、経済、人類など広範囲にわたる協力の強化が協議されるとした。
 「韓米同盟未来戦略ビジョン」の具体的な内容を問う質問には、現在草案を準備中だとした上で、両国が共同の利益をさらに引き上げる方向で講じていると説明した。気候変動や疾病、代替・再生エネルギー、災害への人道的な対処など、地球全体の課題をともに解決する案を検討中だと説明した。

 ただ、「初の韓米首脳会談で新しい決定が多く下されるとは思わない」と述べ、今回は全般的な方向を定めることになるとの見方を示した。年内に追加の会談が開かれ、そこで具体化されるだろうとした。両首脳が米大統領別荘のキャンプ・デービッドで会談することについては、リラックスし、開放的に意見を交わすことで互いを知るチャンスになるものと期待を示した。

 一方、スイス・ジュネーブで13日に開かれた6カ国協議米朝首席代表会合の結果を尋ねられると、メディアが報じた簡単な記事がすべてで、詳しく話すのは難しいとした上で、「米朝が核申告問題を協力的に解決するために努力しているものの、変化はなかった」と答えた。

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