【ソウル14日聯合】在韓米軍のベル司令官は13日、米下院の軍事聴聞会で、韓国が米国から武器を購入する際に北大西洋条約機構(NATO)加盟国と同等に待遇すべきとの考えを示した。在韓米軍関係者が伝えた。
 ベル司令官は米国の対外有償軍事援助(FMS)制度のうち、武器購入時に優遇される「NATOプラス3」(NATO加盟26カ国と日本、豪州、ニュージーランド)に韓国が含まれていないのは理解できないと述べたという。その上で、これに韓国を含め「NATOプラス4」とすべきだと強調した。

 NATOプラス3に含まれている国は、1億ドル以上の武器購入時に限り米議会の審議を受け、審議期間は15日以内となっている。一方、韓国は現在、購入額が5000万ドルを超えると審議を受ける必要があり、期間も平均30日ほどかかっている。ベル司令官はあわせて、共和党のロイス下院議員が先月提出した、韓国の武器購入地位をNATOプラス3に引き上げる内容を盛り込んだ韓米軍事協力強化法案を積極的に支持すると述べた。

 韓国は昨年、米国から37億ドル規模の軍需物資を購入している。

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