本社で開催された株主総会=14日、ソウル(聯合)
本社で開催された株主総会=14日、ソウル(聯合)
【ソウル14日聯合】現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は14日、昨年に創業40周年を迎えた現代自動車の未来ビジョンに対し、「世界の自動車市場をリードするグローバル超一流企業を目指し前進する」と明らかにした。株主総会に先立ち配布した2007年の営業報告書で、「顧客最優先経営とグローバル経営の持続」と題したあいさつを通じ述べたもの。
 鄭会長は「現代自動車は今年、未来に備えた能力を獲得する」とし、同社が対処していくべき要素として、原材料価格や原油価格の上昇、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を受けた世界経済の低迷、日本や欧州大手メーカのけん制、中国・インドなど新興メーカーとの競争、国内市場でのグローバルメーカーとの競合などを挙げた。先進国市場では感性品質水準を向上させ、ブランド価値を高めることに力を入れ、新興国市場では現地状況にマッチした車種販売を拡大するなど、積極的に対応するとしている。また、顧客に世界最高の品質と価値を提供できるようマーケティング能力の開発にも全力を挙げるほか、豊かな未来に向け社会貢献活動を実践し、協力的な労使関係を築いていくと述べた。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0