【ジュネーブ13日聯合】北朝鮮は13日、ジュネーブの国連欧州本部で開かれている国連人権理事会で、北朝鮮の人権状況に関する国連特別報告者を務めるムンタボーン氏の報告に対し強く反発した。北朝鮮から出席した外務省国際機構局のキム・ヨンホ研究官は、ムンタボーン特別報告者の報告が終わった後、「報告書に真実はどこにもない。国連人権委員会時代にはびこっていた最も露骨で極端な政治攻勢と選別性、2重の尺度による産物」と主張し、断固として拒否する姿勢を明らかにした。さらに、特別報告者が人権を口実に北朝鮮の国と社会主義制度を転覆させるために敵対勢力を代弁する道具に転落したと非難しながら、特別報告者制度を廃止すべきだと訴えた。
 ムンタボーン特別報告者はこの日の報告で、北朝鮮では拷問と公開処刑が広範囲に行われていると指摘する一方、北朝鮮当局に対し、信じるに値する結果を具体的に示すことで拉致や失踪(しっそう)問題が解決されるよう積極的に努力することを勧告した。

 人権理事会は14日には、欧州連合(EU)と日本が共同提出した北朝鮮とミャンマーに対する国連人権特別報告者制度維持の決議案草案をめぐり、集中的に話し合う予定だ。

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