【ワシントン12日聯合】チェイニー米副大統領が北朝鮮の弾道ミサイル開発と拡散の脅威を指摘するとともに、ミサイル防衛(MD)体制構築の当為性を強調した。
 ホワイトハウスが12日に発表した演説文によると、チェイニー副大統領は前日にヘリテージ財団主催で開かれたレーガン元大統領の戦略防衛構想(SDI)宣布25周年記念の夕食会で、北朝鮮を代表的なミサイル脅威国家として挙げ、これに対処するためのMDシステム構築に拍車をかけなければならないと主張した。チェイニー副大統領は、「自らを守るためには、世界をありのままに認識し挑戦に立ち向かわなくてはならない」とし、1972年に9カ国にすぎなかった弾道ミサイル保有国が、現在は最低でも27カ国に増えたと指摘した。

 チェイニー副大統領はまた、北朝鮮を最初に取り上げ、「われわれは6カ国協議が金正日(キム・ジョンイル)の核兵器の完全で検証可能な廃棄で終えられるよう願うが、北朝鮮が米本土を核弾頭で攻撃できる潜在力を持つ大陸間弾道ミサイルを開発しているという事実は依然そのまま残っている」と述べた。

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