祝辞を述べる李明博大統領=11日、ソウル(聯合)
祝辞を述べる李明博大統領=11日、ソウル(聯合)
【ソウル11日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日、軍の任務は変わらないが、軍の姿は変わるべきとの認識を示した。陸軍士官学校で開かれた第64期卒業・任官式に出席し述べたもので、自ら変化を主導するという堅固な意思と努力が郡を発展させ、先進一流国家の実現を早めると主張し、軍統帥権者として、軍の変化の努力を積極的に支援すると強調した。
 李大統領は、「世界と北東アジアの安保環境の変化は速く、テロと大量破壊兵器の拡散で未来の安保脅威はいつ、どこで、どのような形で迫ってくるかわからない」と述べた。その上で、十分な力を持ってこそ平和が保障されるとし、新たな国家安保戦略を打ち出し、これを土台に韓国軍は「先進強軍」に発展しなければならないと力説した。

 また、世界の安保状況の変化に能動的に対処できるよう、構造の最適化と国防経営の効率化で航空宇宙や情報分野など未来戦力を強化し、21世紀の精鋭強軍に生まれ変わる必要があるとし、国防革新の必要性を提起した。韓国軍はこれまで国連平和維持活動(PKO)などを通じ世界秩序の形成に貢献してきたと指摘しながら、世界の平和と発展に貢献するほど、さらに成熟した国へと成長できると訴えた。

 最後に李大統領は、新政権の経済再生も軍の強固な支えがあってのものであり、先進強国の基調のした、実用外交、実用安保の戦略を推進していくと強調した。

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